昭和61〜62に実施した上北山吉野村の主な文化財産調査の報告書。その中での重要作例である天ヶ瀬組所蔵の銅造不動明王蔵について論述したもの。その作風から制作年代を13世紀前半頃として、台座框の造像銘にいう寛喜四年造立の不動像にあたるとした。 (担当部分)p51〜54 (執筆者)富山尚一・鈴木喜博・安藤佳香・関根俊一・西山厚