本論においては,仏教保育の特徴的な魂まつりという行事の在り方を検証した。一般にお盆の時期に行われる魂まつりの意義や仏教保育園の行事の組み方に言及。道徳性の芽生えを主眼にした実践されている魂まつりの実践例を取り上げ,この行事が幼児にどのような影響を与えうるかを検証した。併せて宗教的な意味合いが強まるためにどのような配慮が必要であるかを考察した。