本論においては,仏教保育の核となる仏の存在を幼児にどのように伝えるのかに言及した。具体的には親縁という仏教概念を保育にどのように用いるのかを検証した。仏は超越的な存在であるが,幼児には親的な存在であると解説することにより共感されやすくなること等に言及した。