本研究は,教職課程コアカリキュラムに対応した授業内容の改善を目的として,幼稚園教諭養成課程における保育内容の指導法に関する授業内容について検討するものである。具体的には「保育内容総論」の中でも,情報機器を活用した取り組みに焦点をあて,学生の学習成果を資料とし,授業内容について評価を行った。学生は情報機器の活用を単なる業務の効率化としてではなく子どもや保護者との関わりにゆとりを持つことを目的としていること,コミュニケーション不足を課題としていること等が把握できた。