本書は情報技術の進展とともに、人々のテリトリー意識(場所性)がどのように変容したかを、各分野から論じている。分担執筆部分は「パソコン老人力の現場ー高齢者のコンピュータ利用についての実態調査」(pp132〜159)であり、退職後にシニアネットワーク(高齢者のPCサークル)に参加する高齢者のコンピュータ利用内容とその意識の特徴について論じた。 編者は現代風俗研究会、執筆者は藤本慶一他13名