心理療法において、セラピストとして担当するケースに対してテスターとして関わることについては賛否両論がある。しかし、臨床心理士が少人数の職場においては、テスターからセラピストへのスムーズな移行が求められることも少なくない。自験例(ロールシャッハ・描画を用いたケース)のプレゼンテーションを行い、治療に活かす査定の進め方や検査の治療的応用について討論した。