この研究の目的は、セラピストがロールシャッハや描画法等の投映法を、フィードバック的なセッションの中で治療的に如何に活用すればよいのかを探求することである。松瀬(著者)はここでは、ロールシャッハ法となぐり描き法の“治療的な統合”という視点から活用モデルを幾つか提示してみた。