新しいタイプのアセスメント/セラピーであるFinnの治療的アセスメントや、そのヴァリエーションをすでに実践している日本の臨床家が結集して、この画期的な手法について様々な視点から討議を行った。演者(松瀬)は、セラピストがロールシャッハや描画法等の投映法を、フィードバック的なセッションの中で治療的に如何に活用すればよいのかを探求するため、ロールシャッハ法となぐり描き法の“治療的な統合”という視点から活用モデルを幾つか提示した。