ロールシャッハ法となぐり描き法の治療における統合という観点から,幾つかのパターンを紹介し、二つの技法の関連性を明らかにした。①ロールシャッハ法の予備的技法としてのなぐり描き法。②ロールシャッハによるアセスメント情報の確認になぐり描き法を用いる③ロールシャッハによるアセスメント情報をもとに、治療的洞察を促すためになぐり描き法を用いる。④治療効果の確認・把握になぐり描き法を用いる。