「ママがスマホばかり見ていて自分のことを後回しにしている」と感じてしまう男児が「ママに注目してもらいたい。承認されたい」という想いを応えることができない母子関係の物語の紹介を通じて、心理臨床における「ロールレタリング技法」の意義や母子関係の修復の手掛かりになる絵本の意義について論じた。