キーワード:社会科授業、問題解決的な学習、学習問題、知識の分類 本論文の目的は、社会科の学力・知識と学習問題を構造化した社会科授業モデルを構築することにある。そのために、社会科の目標構造を考察し知識の分類を提示した森分孝治氏、岩田一彦氏の論、社会科において問題解決的な学を先導し学習問題の重要性を説いた北俊夫氏の論、社会科の学力と学習問題の構造化を試みた小原友行氏の各論を手がかりとした。そして、その成果として社会科授業モデルを提示した。