保育の担い手が、社会福祉の視点をもち、自らの保育実践をふりかえり、その専門性と実践の質の向上を目指すことを目的とした書。社会福祉の理念と歴史、社会福祉の対象、社会福祉の供給体制と諸分野、担い手と援助技術に関して、現代社会の子育て・子育ちにおける福祉・保育ニーズをふまえて論じた。本人は「第2章 社会福祉の対象 第1節 貧困問題 第2節 生活問題」を執筆。歴史的な背景をふまえ、今日の貧困問題の諸相と、現代社会における生活支援、子育ての社会化について検討した。