現代社会における子どもや家族を取り巻く状況を概観し、社会的養護の理念、法制度の変容をふまえ、子どもの権利擁護の観点から実践のあり方を検討した書。社会的養護の概念、ニーズ、体系と実施機関・施設、支援の原理・原則、支援の方法、運営管理、将来像を取り上げた。本人は、「第3章 第1節 児童養護の体系」「第4章 第2節 家庭的養護、第3節 施設養護」を執筆、法制度の変容を概観し、支援の枠組み・体系を検討した。社会的養護を担う里親委託や施設等の課題を述べるとともに、子どものニーズに即した支援として、シェルターや自立援