本誌の“【特集】学童保育実践・研究の現代的課題”というテーマのもとに執筆。本人が2004年度以降携わってきた学童保育指導員専門性研究会の「子育て・家族支援研究会」の実践事例検討をふりかえり、課題を考察した。子どもとその家庭のおかれている状況や背景を理解する視点、学童保育の場における活動そのものが支援の原点であることを確認し、地域の子育て支援ネットワークの一翼を担う学童保育が果たす役割と、他の社会資源との連携、社会的職責と専門性をより発揮するための法制度の課題等について述べた。