多様であるといわれる大学の社会福祉実習指導の方針や方法、内容を分析するための枠組みとして、実習指導に関わる諸条件に着目し仮説的に提示した。次に、先行研究より実習指導の方針や方法、内容について論じているものを、諸条件との関わりにおいて分析した。学生数や指導教員の専門性のほか、学生をどのように捉えるかといった視角から、実習指導方針や方法を特に授業構成との関わりにおいて検討することが課題である。