2001年度歌舞伎学会の大会における大会報告を成稿化したもの。 近世芸能の研究対象として重要視されている「観客論」を、和泉国堺を事例にして観客、個人や集団による観劇、その料金など多角的に考察して実態を明らかにしたもの。当該論文によって、第1回佛教大学学術奨励賞を受賞した。