キーワード:まちづくり 被差別部落
京都市の住環境改善事業は、同和地区内に住宅地区改良事業区域(改良ネット)を指定し、その区域内にある不良住宅を買収・除却、そしてその事業で住宅を失う住民が居住する改良(公営)住宅を建設するという手法で進められてきた。オールクリアランスという改良事業の所期の目的は達成され、70年代半ば事業はほぼ完了し、第1期の住環境整備が完成する。 90年代に入り千本でその模索が続けられてきた、その中で展開され始めたのが,改良住宅の建替問題をきっかけとした「2010年のまちづくり運動」で