エマスンの「円」を、彼のプラグマティックな面とスピリチュアルな面との関係に注目して論じている。エマスンは特に初期には、唯心論的傾向が強かったが、後には徐々に物質的、実際的な傾向が表れてくる。本論では、エマスン思想においては、この両者が一つの全体を形成しているのだと主張している。