キーワード:法然 方丈記 震災 竜巻
浄土宗僧侶のあり方の手本を法然に見据え、法然当時の社会の様子を『方丈記』や『平家物語』その他の文献で確認しながら、法然がその時どこにいてどんな行動をしたか検証。 安元三年(一一七七)に京都大火、治承四年(一一八〇)に「辻風」、治承四年(一一八〇)の福原遷都、養和の頃(一一八一―一一八二)にあった飢饉、同じころという大地震、これらの出来事はみな法然が自身も経験し或いは目の当たりにしたことであり、被災者への支援活動をした可能性を指摘。もって、浄土宗僧侶はそれを範とすべき