自助論が19世紀英国資本主義の繁栄期の言説であり、日本では明治の明六社の西村正直の翻訳から出発していること、社会保険=共助論は歴史的にも原理的にも成立しないことを明らかにし、現代の自助の意義をセルフヘルプの観点から明らかにした。