伊豆諸島八丈島と青ヶ島の足入れ婚について、先学の研究を丹念に辿りつつ過去から近年にかけての変化の状況を分析しながら、その社会的背景をめぐって、家族構造の変化、生業形態の変化、法制度との関連性等に関して仮説を提示する。