民俗学を一種の解釈学であるという位置付けを行った上で、その方法論について、第一段階として、研究目的に応じた一定地域の事例研究より、緻密な民俗叙述を行うことの重要性を指摘し、また第二段階としてより普遍化を可能ならしめるような事例分析と事例の解釈を行うことが必要である旨を論証する。