LSVT® BIGは,運動の大きさを修正するために,マンツーマンセッションと自主トレーニングから構成される.プログラムを一律に実施するため,個々の患者の評価が反映されず,しかもよく反応する患者ばかりではない.また,プログラムの量とアウトカムとの関係が不明であるとされる.実施する際には段階的,戦略的に進め,動機づけを得られるように配慮する.運動の適切な大きさを認識し,修正する能力が改善された中等症例では,LSVT® BIGに継続的に取り組むことが可能であった.