競争的資金等の研究課題

基本情報

氏名 小澤 一史
氏名(カナ) オザワ ヒトシ
氏名(英語) OZAWA Hitoshi

タイトル

ステロイドホルモンの生体内細胞間情報伝達機構に対する役割-分子・形態・機能・行動の多分野アプローチ

提供機関

日本学術振興会

制度名

科学研究費助成事業

研究期間(開始)

1998

研究期間(終了)

1999

代表者

河田 光博,小澤 一史,林 しん治,OGAWA Sonoko,BUIJS Ruud,MORRIS John

連携研究者

 

研究種目

基盤研究(B)

配分額(総額)

6600000

配分額(直接経費)

6600000

配分額(間接経費)

 

研究概要

転写調節因子として位置づけられるステロイドホルモンレセプターの細胞内局在、分子生物学、形態学、生理学の異なる方法を用いて明らかにし、これらの転写調節因子の細胞内での動向と生理的役割について、日本、米国、英国、オランダの4カ国の共同研究者によって追求した。具体的には、転写調節因子であるステロイドホルモンレセプターとコファクターの細胞内局在の同定、ステロイドホルモンレセプターのノックアウトマウスを用いて行動学研究、とくに動物実験によって得られた脳組織をホルモンレセプターの免疫細胞化学法によって解析した。また、ステロイドホルモンレセプターに対する抗体を用いて、ホルモンのリガンドがない状態(副腎摘出、卵巣摘出、精巣摘出、甲状腺摘出)とリガンドを与えた状態でのレセプターの細胞内局在を、GFPを用いたリアルタイムイメージング法や免疫細胞化学的に明らかにした。とくに、リガンドの濃度による細胞内動態がグルココルチコイドレセプター、ミネラルコルチコイドレセプターにおいて認められた。これらの研究成果は、日本国内での学会はもとより、米国や欧州の神経科学学会において発表した。また、各研究者間の最新データについての情報の交換を頻繁に行い、この分野でのプロジェクト遂行に貢献した。なお、平成11年度に来日予定していたPaul Sawchenko博士は健康上の理由により来日をとりやめた。