本研究では、インターネット上の消費者行動のタイプについて議論をしたのち、知識共有コミュニティに消費者が参加する動機や知識共有コミュニティのユーザ構造について議論した。そしてHoffman&Novak(1996)の示した消費者行動タイプを援用し、知識共有コミュニティにおけるに消費者行動に関する仮説を抽出した。これら仮説を検証するために、ネット・コミュニティの中でも、特に各分野においてシェアを持つと考えられる知識共有コミュニティ(Flickr、クックパッド、価格.com、アットコスメ、食べログ、フォートラベル、Hatena、Wikipedia)を選定し、WEBアンケートによる実証分析をおこなった。