学術論文「EUの公共サービス概念を巡る政治的対立の布置状況―域内市場サービス指令案における『原産国原則』適用の是非を通じて―」の元となった研究成果を発表した。叙述方法では、従来はEU加盟国やEU各機関を一枚岩的な主体と捉え、それらの相互作用が「EUの政治」として物語られてきたのに対して、私はEU各機関を跨いでネットワークを構成して活動する主体間での唱導連携・競合としてEU政治現象を語った。