前月にイギリスにてEU離脱を決定づける国民投票が行われたことを受けて、その国民投票自体の分析とともに、イギリス以外のEU加盟国内における反EU勢力の状況を比較しながらレヴューした。それと同時に、EUのどの側面について人々が拒否反応を示すのかについて、移民・難民問題以上に、経済政策面での緊縮財政を促す側面こそが問題視されていそうであることを、イギリスも含めたEU加盟国内社会の市井の人々の声から感知できることを報告した。