本報告書は、仁川松島経済特区における規制緩和と地域開発に焦点をあてて、経済特区開発の本質と、この地域における開発の具体的内容について述べている。とりわけ、歴史的視点から、開発課程で現れた漁村崩壊の実態を明らかにし、外国資本誘致の失敗による計画変更、すなわち「産業団地造成から新都市開発へ」について批判的考察を行っている。