本書は2005年度から3年間行われた明治大学社会科学研究所総合研究「行動経済学の理論と実証」の研究成果をまとめた論文集である.安藤は「第5章 アイデンティティと夫婦間の家庭内労働分担行動」を担当し,日本の夫の家事労働時間分担行動が2次関数のジェンダー・ディスプレイモデルで表されることを明かにした.