小児看護学実習での看護技術経験状況を明らかにし技術教育への示唆を得るために、学生の「小児看護学実習技術経験録」「実習記録」をもとに技術経験率を求めた。結果、小児看護学実習での技術経験率の低さが明らかとなり教育上の課題とし①日常生活援助に学生が関わっていけるように教員や指導者は早期から関係性構築に向けて支援する②受け持ち患児や病棟実習にとらわれない実習形態を臨機応変に調整する③学生が泣いている子どもに対して戸惑わず対応できるような学内演習の工夫の必要性があげられた。