論文

基本情報

氏名 相馬 伸一
氏名(カナ) ソウマ シンイチ
氏名(英語) SOHMA Shinichi

タイトル

コメニウス『パンソフィア』精読(1) -思想史的背景と執筆の経緯を中心に-

著者

相馬伸一

単著・共著の別

 

誌名

広島修大論集

出版社

広島修道大学

全巻

 

総ページ数

 

65

1

開始ページ

 

終了ページ

 

出版年月

2024/09

査読の有無

無し

招待の有無

無し

記述言語

日本語

掲載区分

国内

掲載種別

研究論文(学術雑誌)

ISSN

 

ID:DOI

 

ID:NAID(CiNiiのID)

 

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概要

本論文は、17世紀チェコの思想家ヨハネス・アモス・コメニウスの晩年の主要著作『人間に対する総合的熟議』の第3部『パンソフィア』の精読プロジェクトの一環である。
本論文では、コメニウス自身のパンソフィアの定義、近世ヨーロッパ思想史に関する最近の研究を通じたパンソフィアという用語の歴史的背景、そしてコメニウスの『総合的熟議』の構想とその執筆・出版の歴史を扱った。
本論文の主張は以下の3点である。
一部の研究ではパンソフィアという用語の使用が古代ギリシャに遡られるとされているが、それには疑問がある。
イギリスの思想史家フランシス・イェイツが主張しているように、イタリアの新プラトン主義哲学者フランチェスコ・パトリツィによって初めて論じられたかも不明である。
他方、ヨーロッパにおける最近の研究で明らかにされているように、フランスの人文主義者ペトルス・ラムスが17世紀の百科全書主義や汎智思想に多大な影響を与えたことは、日本の学界でも注目されるべきである。

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