教育思想史学会第20会大会シンポジウム「教育批判の思想的根拠」で発表した内容をもとに、チェコ20世紀の哲学者パトチカによるコメニウスの実存的解釈をもとに、近代教育学の通説を批判的に検証した。それに基づいて、近代教育批判の対象ではなく近代教育批判の手段としてのコメニウス教育思想の可能性を論じた。