蒲郡市民教養講座で講演する等かかわった講師陣が、郷土に関わる歴史や文学を各々のテーマに沿って論じた論文集。本人担当は昭和初期の有力雑誌『四季』の中核にあり、また豊橋市とも縁の深い丸山薫(豊橋市は丸山薫賞を運営)の詩業において、現在最も評価されている〈物象詩〉における擬人化と、特異な〈郷愁〉について考究した。(p186~p203)