論文

基本情報

氏名 権田 浩美
氏名(カナ) ゴンダ ヒロミ
氏名(英語) GONDA Hiromi

タイトル

未だ世に知れない〈オトギバナシ〉と〈詩〉の狭間―丸山薫の〈オトギバナシ〉文学の時代的位相ー

著者

権田浩美

単著・共著の別

単著

誌名

研究論集

出版社

愛知大学短期大学部

全巻

 

総ページ数

64

 

44

開始ページ

34

終了ページ

64

出版年月

2021/12

査読の有無

無し

招待の有無

 

記述言語

日本語

掲載区分

国内

掲載種別

研究論文(大学,研究機関紀要)

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概要

丸山薫の文学的出発点は〈詩〉ではなく短い小説であるが、当時、フランス帰りの岡田三郎が〈コント〉を提唱し、文壇はコントブームに沸いていた。この時代に求められた〈コント〉、そして川端康成の〈掌篇小説〉にかかわる言説を改めて検証したところ、同時期の反自然主義の主張が明らかとなった。また現代都市生活に適したもの、さらには大衆を視野に入れた上での、〈短さ〉が求められていたことも浮かび上がってきた。この〈短さ〉に日本の伝統詩歌である短詩系が重ねられ、ある種の〈詩情〉の希求が認められる。時代背景を踏まえて、丸山の提唱した〈オトギバナシ〉の内実を検証し、時代的な位相を考察した。

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