神奈川近代文学館が所蔵している『ナプキン』誌に、丸山薫全集・新編丸山薫全集に収録されていない新資料を発見した。その新資料及び『ナプキン』誌(『ナプキン』誌も現物確認された)についての解題及び、この雑誌から見えてくるモダニズムの時代の主張の数々、文学史の流れが浮かび上がり、丸山の文学的位相を考察した。