2019年度の近現代の韻文研究の動向を論評したもの。パンデミック直前のこの年は皮肉にも国際的な催しが複数開催され、学界では日本〉、〈近代〉の枠組みを取り払った〈日本語文学〉が提唱され、様々な雑誌でその特集が組まれている。関連の論文を複数とりあげ、〈日本〉〈近代〉〈詩〉への疑義の内実を考究した。