キーワード:重大事犯少年 類型 少年法改正 少年法改正後5年間408人の重大事犯少年の非行内容,裁判結果などを分析した。本研究では,4つの非行類型を設定して個々の問題性を明らかにすることを試みた。集団型は非行性が進んだ者が多く,単独型は個人の資質上の問題が事件内容に反映されている者が多かった。家族型は特定の家族に対する恨みが自己増殖し重大事犯に至っており,交通型は一応,就学・就労を果たしている者が多かった。