キーワード:少年鑑別所 行為障害 発達障害 少年鑑別所入所少年に対して大規模調査を実施し,多変量的アプローチによって,行為障害の実態及び発達障害との関連等を分析・検討したもの。特に再入状況を分析した結果,行為障害と診断される背景にある問題行動の広がり,反復性などが再非行の重要なリスク要因となっていた。他方,ADHD傾向や自閉傾向の強さは,再非行との有意な関係は認められなかった。