本研究の目的は,2018年4月から開始された高等学校における通級による指導を受けている高校生が,生涯を自立して生きられるよう,自らの特性を理解した上で,支援が必要なときに,必要な支援を他者に伝える力である「セルフアドボカシースキル」を向上させていくためのプログラムを開発することである。
具体的には,まず,高校生と高等学校教員を対象に質問紙調査を実施し,実態把握を行った上で,プログラムの作成を行う。それを通級による指導を受けている高校生を対象に実施し,効果検証,修正を行い,セルフアドボカシースキル向上プログラムの構築を目指す。