知的な障害に加え様々な他の障害を併せ有する2名の子どもを対象に,子どもの行為の意味を係わり手が理解するために必要な「枠組み」や「手がかり」を導き出すことを目的とし,筆者らの教育相談での係わり合いの中での実践をもとに考察を行った。その際,「授業」を係わり手からの「働き掛け」としてとらえ,授業を子どもと一緒に作るという観点から検討した。