2020年、コロナ禍で精神看護の臨地実習が行えなくなり、2冊の闘病記を用いた代替実習を実施した。 それぞれの著者の発病や闘病、回復の経過をまとめるとともに、学生個々の興味関心に焦点を当て、それぞれの探求を促すことで患者理解を深めることができた。また、それぞれに必要であっただろう看護について考察しグループで議論した。最終的に実習目標は達成できたと考えるが、看護過程の実践や患者さんとの対話、関係性の構築ができなかった点は残念であり、今後の課題として残った。