西チベット・ラダック地方の葬送儀礼で用いられる『チベット死者の書』について、その根本となる成就法を翻訳し、そこに説かれる阿弥陀如来、すなわち無量光如来と無量寿如来の関係と、馬頭尊との関係を現地を調査して、尊像配置などをはじめとして信仰の様子から裏付けた。