小学2年生を対象に、中間休みに実施した運動遊び(ねことねずみ群、相撲遊び群)が実行機能(100マス計算課題/ストループ課題)に及ぼす効果について検討した。その結果、ストループ課題の反応時間において、時系列の主効果に有意差が認められ、運動遊び後の値が運動遊び前の値と比較して有意に小さくなることが示された。以上から、軽度の運動遊びであっても実行機能の一要素である抑制機能の亢進に寄与した可能性が示唆された。