知的障害児者の肥満対策の基礎資料を得ることを目的に知的障害のある小学校特別支援学級在籍児童6名と成人4名を対象に身体活動量、食生活を調査し、成人4人に対しては骨格筋量を測定した。食生活は児童で炭水化物、成人で脂質が多い傾向があった。活動量は児童では休日に減少するが、成人では増加した。児童では学校での体育や休み時間、通学での活動量が多いことが、成人では休日の余暇の過ごし方が活動量と関連することが示唆された。児童と成人では食生活、活動量に異なる傾向が見られ、成人の活動量と骨格筋量の間に関連が示唆された。