論文

基本情報

氏名 大西 磨希子
氏名(カナ) オオニシ マキコ
氏名(英語) ONISHI Makiko

タイトル

則天武后の明堂と嵩山封禅——『大雲経疏』S六五〇二を中心に——

著者

大西磨希子

単著・共著の別

単著

誌名

氣賀澤保規編『隋唐洛陽と東アジア:洛陽学の新地平』

出版社

法藏館

全巻

 

総ページ数

 

 

 

開始ページ

279

終了ページ

305

出版年月

2020/12

査読の有無

無し

招待の有無

 

記述言語

日本語

掲載区分

国内

掲載種別

 

ISSN

 

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概要

敦煌写本の『大雲経疏(大雲経神皇授記義疏)』は、武周革命に利用された仏教的符讖である。したがって同疏は、則天武后やその取り巻きが何を重視し、それにどのような意味づけをしていたかを知るうえで、またとない好個の材料といえる。興味ぶかいことに、同疏には本来は仏教と関係のない明堂や封禅に関する記述が含まれている。そこで本稿では、これらの問題について考察を加え、同疏に明堂や封禅の記述を含むのは、これらがいずれも受命の君たることを象徴し、その王権の正統性を裏付ける重大事であったからであること、さらに則天武后は即位後に、明堂の運用や封禅の実施において、仏教的要素を持ち込んだことを指摘する。

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