敦煌莫高窟を中心とする現地調査によって得た十六観図の描き起こし図をリソースとし、メタデータ管理システム(ASPICO)を用いて行ったデータベース構築について述べ、ついでデータベースの数量的分析にもとづく十六観図の分類について報告する。まず十六観図データベースの構築については、ASPICOのデータモデルの適用と属性の定義について紹介する。さらに構築したデータベースを用い、十六観図の作例間の関係を数値化して行った数量的分析について述べる。