John Weir Perry(1914-1998)は、1970年代のサンフランシスコにおけるダイアベーシスという治療共同体の実践で、精神病は、自己治癒過程の一環であり、自己Selfの「死と再生」の過程(再構成、刷新)の顕現として、スピリチュアル・エマージェンシーSEの概念に含まれるとした。MEPF(ルーコフ)との関連を検討し、SE概念の導入が、「治療・病理モデル」のパターナリズムから、「援助・成長モデル」への転換になることを論じた。