集中内観において「抵抗」が生じることがあるので、内観の三項目に入る前に自分の人生を振り返るという意味で「生い立ちの記録」を導入した。内観者にとって「生い立ちの記録」はインテークのように感じられ、内観の三項目に対するウォーミングアップになり、「三項目に対する抵抗」が減じられた。没頭・集中できれば、「抵抗」全般への有効性もあると思われる。