論文

基本情報

氏名 鈴木 康広
氏名(カナ) スズキ ヤスヒロ
氏名(英語) SUZUKI YASUHIRO

タイトル

ユング心理学からみた内観

著者

鈴木康広

単著・共著の別

単著

誌名

内観研究

出版社

日本内観学会

全巻

 

総ページ数

139

26

1

開始ページ

77

終了ページ

85

出版年月

2020/09

査読の有無

有り

招待の有無

有り

記述言語

日本語

掲載区分

国内

掲載種別

研究論文(学術雑誌)

ISSN

2432-499X

ID:DOI

 

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概要

ユング派分析家である筆者が集中内観を体験したことにより、ユング心理学からみた内観について考察した。分析室と内観室の構造の違いから、分析と内観が、治療構造上の枠の外でなされるのか、枠の内(なか)でなされるのかを論じた。ユング派の分析のありようと枠を「物いわぬ書」(1667)で説明した。これに対し内観の枠は、内観室や内観研修所全体を包み込む大きな枠であり、そこには宗教性があることを指摘した。次に、こうした構造と相俟って、この枠の内(なか)で行われることが「当事者性」を有効にし、内観が「自助グループ」の機能をもつことを指摘した。当事者性が内観の治癒機序の一つであると考えられる。次に、内観中の「夢」と内観後の「調和について、ユング派の立場から「膠州の雨乞い師」で拡充し、内観が家族の布置にコミットする「家族療法」の機能をもつことを論じた。

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