小・中学校の教員にアンケート調査を実施し、授業でのICT活用を促進する要因を明確にした。教員を、「ICT活用スキルがあり、授業で使っている」「スキルはないが使っている」「スキルはあるが使っていない」「スキルはなく使っていない」の4群に分類して、ICT活用教育に対する思考・行動の違いを分析した。またICT活用に影響を与える要因をロジスティック回帰分析した結果、 ICT活用の利点を理解させることや環境整備ではなく、教員のスキル向上がもっとも影響があることを明らかにした。